いいちこ@あまのっちの信心ブログ

浄土真宗の信心について、味わいを中心に書いていきます。

山も山さんにお会いして

合掌
お疲れ様です。
世間は、新型肺炎の影響で、様々なイベントが延期、中止していく中で貴重な時間を過ごすことができた。S会の脱会等で助言していただいた、安心問答ー浄土真宗の信心についてを書いておられる山も山 (id:yamamoya)さんに、福井駅でお会いできた。

福井駅周辺が、かなり様変わりしているのを見て驚いておられたが、日曜日で外出自粛の影響で人がまばらな駅前を、どこか食事しながらゆっくりできる所をネットで検索していただき、近くのファミレスに向かった。

せっかくの機会なので、今の悩み等を打ち明けた。

S会をやめて、心にポッカリと空いた喪失感もあり、真宗の伝統教団でどこがいいか助言していただいた。

そもそも仏教は、大乗と小乗仏教があるという話しから始まり、浄土真宗とは法然聖人からの親鸞聖人、さらに現在まで、真宗十派になり、近所には、真宗大谷派のお寺さんが、毎月定例法話しているのでそこならいいかと尋ねたら、本願寺派大谷派の話になった。

以前書いた私のブログ記事を見ていただいているので、異安心とはどんなことか、本願寺派にとっては、正しい信心の枠がハッキリしているのでその枠の中か外かで判断されるのだそうです。
安心論題というのが25あり、初めて学ぶ人には難解だけど、信心の指標になるものです。

対して大谷派は、清沢満之氏から、金子大榮氏、曽我量深氏などの諸氏の流れがあり、新しい言葉で仏語を表現しているので、しかも哲学的な学問とも結びつき、自由に味わいや信心を述べているので難しいのではないかとのことで、それでも私は惹かれていたが、何が正しいかさらに悩むことになるので、やはり安心論題を一度学んだ方がいいとの事でした。

今までのS会の教義は、間違いが多く、一から学んだ方が良い。というのは、すでに真宗とは違う教義になっているのでまったく本願寺派も相手にしていないというが、浄土真宗を名乗っている以上邪義を許せるはずもなく、今後も飛雲さん同様に、邪義を追求していくという話しもあって、頼もしくなった。

S会では、まったく出てこない言葉に、最近改めてすごい言葉に出会い、感動している。

真宗は、法然聖人からと述べたが、法然聖人は、善導大師の書かれた
「一心専念 弥陀名号」で救われたと、S会でも言っているが、阿弥陀仏の本願で最も重要な本願は、もちろん18願だが、この願いの真意を明らかにされたのは、本願加減の文であろう。

若我成仏 十方衆生 願生我国 称我名字 下至十声 乗我願力 若不生者 不取正覚。
もしわれ成仏せんに、十方 の衆生、わが国に生ぜんと願じて、わが名字を称すること、下十声に至るまで、 わが願力に乗じて、もし生ぜずは、正覚を取らじ。

真宗においては、この言葉の重要性を改めて明らかにしないと様々な問題が起きてくると感じる。

山も山さんのいつも説いておられる、ただいま救われてくださいという話しは、我が名を称えよとおっしゃる阿弥陀様の呼びかけに、はいとなった時に大悲の心で満たされる。

もっともっと早く気づいていたらよかったです。

山も山さんと、また再会を誓い、駅の改札口でお礼を述べて、振りかえりつつ、その場から、立ち去った。
あー仕事が残ってた〜!焦りながらも喜びに浸っていた。

南無阿弥陀仏